香港 RCEP協定加盟なるか

ジョン・リー(李家超)長官はAPEC会議に出席するためペルーに出発すると伝えられました。同ニュースでは、トランプ氏の当選を受け、早急にも香港のRCEP加盟に向けた要請を強化することが目的と報じられています。

長官:「APEC加盟国は香港の重要な貿易相手国であり、貿易総額は香港の対外貿易総額の80%を占めている。香港はAPEC加盟国との連携のもと、地域の経済貿易協力を深め、マーケットの拡大を図ることができる。私はあらゆる機会を逃さず香港を宣伝し、協力、交流、コミュニケーションを促進し、またあらゆる機会を利用して香港の物語を伝えていきます」と決意を新たにしました。

RCEPとは?

地域的な包括的経済連携(RCEP)協定は、ASEANと中国、日本、韓国、オーストラリア、ニュージーランドを含む15カ国間で、2020年11月15日、正式に締結されました。

同時にこれは、中国が署名した初の大規模な多国間自由貿易協定であり、画期的な意義があるとされています。米中関係が緊迫化する中、中国は米国を含まない多国間自由貿易圏の構築で主導権を握ることに成功したからです。

また、同協定は加盟国間の貿易を促進するだけでなく、地域のサプライチェーンとバリューチェーンの統合と再編も促進します。香港がこの地域の主要な貿易拠点であり、商業・貿易の重要な拠点であることに加え、香港はほとんどのRCEP加盟国と常に緊密な経済・貿易交流を行ってきました。今後、香港が参入できた場合には、特に製造業に利益をもたらすといわれ、また、企業の製品の競争力が向上するとみられています。

今後の動向は、香港で法人をかまえる日系企業にも影響を与えます。また情報が更新され次第お伝えしていきますね。

ニュースソース 

https://news.now.com/home/local/player?newsId=582655