ゴールデンウイーク業績振るわず、ホテルは宿泊客を維持するために料金値下げ 飲食業界にもため息
「5・1ゴールデンウイーク」最終日、過去4日間の香港入境旅行者は78.8万人を記録し、そのうち8割が中国内陸客を占め、昨年より30%増加した。しかし旅行客数は増えたものの、香港飲食界の業績は依然として悪化の状況だ。あるホテルでは宿泊費20%割引を打ち出してやっと9割の入居率を達成するなどして、政府にフリープランの旅行政策を実施するよう求めている。
エコノミストは香港近隣にコストパフォーマンスの高いホテルが多いことをあげ、フリープランの旅行で香港への往来を増やし、宿泊施設に補助策を練るなどし、香港での消費力を上げる必要があると指摘している。
大手ホテルのミラマーグループ陳総裁は、近年の大陸旅客の動向として「香港ー深圳ーマカオー珠海 周遊」が多く、香港へは日帰りで近隣の比較的安いホテルへ宿泊する客が増えていると述べ、さらに多くの大陸客をフリープランで誘致する必要があると言う。
内陸17都市からは高鐵の直行便があり、9都市からは飛行機の直行便が往来しているので、小売りやF&B界もフリープラン旅行を生かして売り上げにつなげるべきとも述べた。
中文商学院の李教授は、香港の土地代や物価が高い現状に対し、香港で宿泊客を増やすには「ホテル税」を復活させるなどして、消費を促す対策が必要だと指摘した。
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