【香港ローカル ニュース Vol. 166】
5月のゴールデンウィーク:約60万人の観光客が国境を越え、1日200組近いツアー客が香港に到着予定、コロナ前の3分の1程度に
中国本土は5月1日から5日間の長期休暇に入りますが、香港は今週末の休暇開始後、最も多く中国本土からの訪問者を迎えることになります。 旅遊業議会のエグゼクティブ・ディレクター、楊淑芬氏は、「4月29日から5月3日までの休暇中に約60万人が香港を訪れる」と予想していますが、「その数はコロナ流行前の60%程度にしか戻らない」とのことです。 旅行業界では、航空業界のキャパシティがまだ完全に回復していないため、流行前の水準に戻るのは来年になるとの見方もあります。 しかし、中国本土の旅行業界では、「ツアーの予約数が多い」と表現するなど、訪問者の熱意が感じられるという声も聞かれています。
香港観光協会専務理事の崔定邦氏は、「便数が流行前の4割程度までしか戻っていないため、外国人旅行者の香港への来訪意欲に影響を与える可能性があり、本土からの旅行者は陸路で香港に来ることができるが、流行前の水準に戻る可能性は高くなく、早くても来年になる見込みである」と述べました。 また、「香港は昔から個人旅行者が多く、団体旅行者は全体の10%以下であること、個人旅行者の香港滞在は通常2~3日である」ことを指摘しました。
観光担当の立法委員である姚栢良氏は、「5月1日に香港を訪れたいと考える本土の旅行者は多いと思うが、一度に多くの旅行者が訪れるとは考えておらず、連休明けに初めて『サプライズ』となるであろう」と述べました。 また、「交通機関がまだ完全に回復していないこととは別に、本土の各都市も観光客の獲得を競っているため、香港も本土の他の都市と観光客の獲得を競わなければならない」としました。 ホテルに関しても、予約状況はかなり良好で、「価格は発生前より若干下がるだろう」との見方を示しました。
関係者によると、今年の連休中の香港への本土ツアー客は1日平均100〜200組程度で、これは流行前の3分の1程度であり、「通関」後の1日平均80〜150本と比べると少し多い程度で、主にグレーターベイエリアの都市からのツアーが多いとの事です。
本土からの旅行者については、深センの中国国際旅行社大湾区部長の夏勇平氏が、「ゴールデンウィークのツアー予約が非常に好調である」とし、「旅行者は非常に熱心である」と表現しました。 また、同社では「ゴールデンウィーク期間中、毎日6~7本程度の香港行きツアーがあり、家族向けの少人数ツアーも多く、西九龍文化区や星光大道、ディズニーなど、香港のさまざまなランドマーク観光スポットを訪れている」といいます。 さらに、ヨットでラマ島を訪れる観光客もいるとの事です。
香港インバウンドツアーオペレーター協会会長の謝淦廷氏は、「最近は本土のツアーを受けるレストランが増え、ゴールデンウィークはツアー料金が高くなるので、1食40香港ドルや50香港ドルとは限らず、グループでの食事なら60香港ドルや80香港ドルで手配できるので、食事の問題は簡単に解決できると思う。 プラス20香港ドルあれば、選択肢はたくさんあります。」と述べました。(1香港ドル=約17円 ※2023/04/27現在)
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