【香港ローカル ニュース Vol. 162】
香港のベンチャー企業が省エネ技術で中東市場に進出
先月、香港政府が中東を訪問した際、代表団に同行した香港のスタートアップ企業は、環境保護と省エネ技術を提供するために地域との連携を行いました。サイバーポートの陳細明会長は、「中東市場は香港の革新的な能力を高く評価しており、より多くの協力関係を育むことを望んでいる」と述べました。
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サイバーポートが育成したこの不動産テクノロジー・スタートアップは、ユーザーが自宅からデータを収集し、リアルタイムで省エネをモニターできるようなモノのインターネット(IoT)アプリケーションを開発しました。 創業者の林忠澤氏は先月、中東への政府代表団に参加し、アブダビの主要なスマートシティであるマスダールシティと覚書を締結しました。
マスダールシティは600ヘクタール以上の土地を占め、完成時には5万人を収容できる予定です。 このうち3棟には香港の省エネシステムが採用され、林氏によると、香港よりも中東市場への参入が容易になるそうです。
不動産テクノロジー会社の創業者である林忠澤氏は、「彼らは石油経済に何年も頼ることができないことを知っているので、将来のために多様化を図り、リスクを軽減しようとしている」と述べています。 また「香港の不動産業界は非常に成熟しており、何もなく、新しいシステムを導入しやすいここ(中東)とは違い、非常に成熟した市場で拡大するのは難しい」と述べています。
今回の訪問で、サイバーポートとドバイ・フューチャー・ファウンデーションは覚書を締結し、これまでに4社がこの地域との連携を開始し、仮想資産などの分野をカバーすることになりました。
サイバーポートの陳会長は、「中東は、金融技術、持続可能な開発またはグリーンファイナンス、スマートシティなど、非常に成長の早い地域であり、これらはまさに我々のイノベーション産業の強みになると考えています。 私たちの目標は多ければ多いほどよく、現在の勢いを考えれば、(共同プロジェクトの数を)4倍にすることは、それほど難しい目標ではないでしょう。」と述べています。
陳氏は、「中東でのビジネスチャンスを模索する香港企業を引き続き支援していく」と述べました。
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