【香港ローカル ニュース Vol. 161】
景気低迷、昨年のGDPは3.5%減
香港経済は昨年、前年比で下落し、輸出入、卸売、小売部門が最もひどい落ち込みを見せました。 政府統計局は20日、昨年第4四半期および今年1年間の経済活動別GDPの速報値を発表し、2021年と比較して実質3.5%の減少を示しました。 特にGDP全体では、昨年第3四半期の4.6%減に対し、昨年第4四半期は前年同期比で実質4.2%減となりました。
輸出入貿易は最も高い減少率を記録
サービス部門別に前年同期と比較すると、すべてのサービス部門を合わせた生産高は、第3四半期の3.3%の減少に対し、昨年第4四半期は実質4.2%の減少となりました。 外部環境の悪化と金融環境の引き締めは、同期間中も香港経済に影響を与えました。 2021年と昨年全体比では、全サービス部門を合わせた純生産高は実質3.0%減少しました。
輸出入貿易、卸売・小売業は最も高い減少率を記録し、その純生産高は第3四半期の前年同期比12.5%の減少に続き、第4四半期には実質19.5%の減少を記録しました。 通年では、同部門の生産高は実質ベースで12.1%の減少となりました。 宿泊サービス(ホテル、ゲストハウス等を含む)および飲食サービス部門は、前年同期比7.1%の減少、第4四半期に実質5.7%の減少を示しました。 通年では、同部門の生産高は実質10.9%の減少となりました。
第4四半期および通年で純生産高が増加した業界はごく僅かで、その中でも建設業が第4四半期で4.6%、通年で4.9%と最も高い増加率を記録しました。 次いで行政、社会及び個人サービス部門が続き、第4四半期で1.9%、通年では0.8%の増加となりました。 情報通信部門は、第4四半期で前年同期比1.9%増、通年では0.8%増となりました。
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