【香港ローカル ニュース Vol. 153】
旧正月の反動で、レストラン事業が9割回復
旧正月4日間の連休明けは、防疫措置の緩和や香港・本土間の通関が徐々に再開されたことで、市民の消費意欲が高まり、小売業や飲食業の売り上げが大幅に増加しました。 ショッピングモールの客足も好調で、昨年の旧正月に比べて30%も売上が増えた店舗もありました。 飲食業界の中には、売り上げがコロナ流行前の9割に戻り、下期には平常に戻るといった意見もあり、レストランも旧正月のディナーや飲茶の売り上げが好調で、今後の先行きを楽観視している傾向にあります。
旧正月の連休も25日で終わりましたが、今年の連休は昨年に比べ、防疫措置が大幅に緩和され、着実に平穏な日々を取り戻しつつあるようです。
25日、本紙の取材に応じた倫敦大酒樓(ロンドンダイジャウラウ)の責任者である曽萬生氏は、「今年に入って売り上げが大幅に増え、流行前の2018年に比べて観光客の数が20%増加した」と述べました。 さらに、「例年、年越しの食事は10日間程度だったが、今年は16、17日間と半月以上にわたって提供された」と述べました。 また、飲茶市場が好調な理由として、「以前なら長期休暇に旅行を選ぶ人が多かったが、当面は旅行する人が少ないので旅行市場が閑散としていることが挙げられる」とのことです。
数十人のお客様をお迎えする宴会の準備には半年を要するため、6月か7月には復活する予定です。 結婚式の宴会については、若い人はホテルでの宴会を選ぶことがほとんどで、伝統的なレストランでは当分結婚式の宴会は少なく、十数件というところが多いとのことでした。 残る防疫対策はマスク令だけで、ビジネスに大きな影響はないと考えており、本土から香港に戻るには48時間以内の陰性証明書が必要なことは「足かせ」と表現していますが、今年のビジネスについては楽観視しています。
香港レストラン業界協会会長の黃家和氏は、「新年を迎えて市民の消費意欲が高いので、すでに新年の売り上げはコロナ流行前の90%に戻っており、下期には平常に戻るだろう」と述べています。
小売業界も「豊作」の年となりました。 新鴻基不動産によると、「旧正月期間中、同社のショッピングモールは、電子機器、貴金属や時計、食品・飲料、化粧品が好調で、入場者数が前年同期比25%増、ビジネスが30%増になった」との事です。 飲食店の売上も30%以上増加し、一部の中華料理店では流行前の水準に戻ったと報告されています。
香港と中国本土の国境が徐々に開放され、中国本土からの旅行者の中には、休暇を香港で過ごすことを選択する人もいます。 尖沙咀(チムサーチョイ)の広東道(カントンロード)沿いの有名店で、買い物客が行列を作る光景がまた見られるようになってきました。 コロナ流行以降、初めて香港を訪れたという人も多く、ハンドバッグなど一部の高額商品は依然として観光客にとって必需品となっているようです。
卸売・小売業の立法会議員である邵家輝氏によると、「旧正月前の人々の消費意欲はかなり高いが、ここ数年、地元経済が低迷しているため、人々は以前ほど高額の消費財を買う気にはならないかもしれないが、正月用品を買うことには余裕がある」との事です。
連休も終わり、25日は多くの人がそれぞれの検問所を経由して香港に戻りました。 最も人数の多い福田港では、昼過ぎには越境を待つ人の群れで大変混み合っていました。
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