【香港ローカル ニュース Vol. 138】
旅行ブームが航空業界を直撃
世界各地で旅行制限が解除され、香港では9月26日から「0+3」検疫措置が実施されたため、航空需要が急増しています。 今後、多くの航空関連会社が、スタッフの増員や古いスタッフの再雇用を行うと述べており、人材争奪戦が始まる可能性があります。
香港民間航空業従業員連合会会長の李英甫氏は、「10月にはさらに多くの場所が入国制限を緩和するため、グランドスタッフ以外の空港のすべての部門が、需要に応じてスタッフを増員しなければ、航空会社に影響を与え、香港経済の回復ペースに支障をきたす」としています。この動きは航空・観光産業の回復に影響を与えるだけでなく、香港の経済全体の発展にも支障をきたす可能性があります。
また李氏は「航空業界はコロナで大きな打撃を受け、多くの社員が転職したため、満足な採用活動ができていない」と述べました。 航空サービスを提供する企業も、給与体系や福利厚生を充実させ、スタッフの再雇用を改善することで、この業界への人材確保につながることを期待しています。
キャセイパシフィック航空は、「今後18ヶ月から24ヶ月の営業期間中に、1,000人以上の グランドスタッフ や顧客連絡係など4,000人の現場スタッフと2,000人以上の客室乗務員を採用する予定だ」と述べています。 現在、同社は6,000人以上の客室乗務員を雇用して現在の業務を支えており、先のグループ再編で退職した数百人の客室乗務員の再雇用に成功しています。 また、10月上旬には客室乗務員の募集も行う予定です。
香港航空、流行前の3割のフライト再開を目指す
パイロットの面では、キャセイパシフィック航空は昨年夏に現地パイロットを再雇用して以来、約200人の有資格者を採用し、グループの他の航空会社と合わせて約300人のパイロットを追加採用したと発表しました。 また、来年末までに700名のパイロットを追加採用するなど、包括的な採用プログラムを開始し、2025年までに1,000名以上の訓練生パイロットを採用・育成する訓練生パイロット育成プログラムを再始動させる予定です。
香港航空は、「今後数ヶ月のうちに東京、札幌、沖縄を含むより多くの日本路線でサービスを再開できるよう積極的に準備を進めている」と述べました。 また今年中には320型機7機、330型機3機の運航を見込んでおり、流行前の30%の水準で運航を再開できる可能性があるとしています。
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