【香港ローカル ニュース Vol. 92】
香港では、ワクチン接種済みの人口比が上がるにつれ制限も緩和に向かい、求人広告のフリーペーパーが地下鉄構内での配布を再開しました。
閉まっていたショッピングモールの店舗にも「改装準備中」の看板が掛かり、一部の商店には商機が少しばかり戻ってきたようです。とはいっても、老舗の叉焼専門店がいつの間にかなくなっていたりするのは残念なことです。あるいは店主が引退しただけかもしれませんが。
ということで、香港人男性の甲斐性ともいえる「自宅購入」に関わる住宅物件市場の話です。
▼住宅価格は連続二週の下げの後上昇に転じるが、四つのエリアでは香港島だけが上昇
〜NOW財経台 2021年9月3日 17:00から〜
8月の市況を反映する中原城市領先指数(Centa-City Leading Index, 民間住宅物件価格指数、1997年7月の価格を100としてそこからの変動を示す)の最新数値が189.75と報じられ、週間ではわずかに上昇、指数は連続五週189から191の間を変動している。
大手不動産仲介のCentaline(Centaline-CityUniversity-Leading-Indexの構成パートナー)の予測では、住宅価格は短期的には高値の小さな振れ幅内にとどまると見ており、今年これまで八か月の住宅価格はトータルで約7.7%の上昇。
香港の住宅価格は二週連続下げの後上昇に転じたが、エリア別に見ると香港島のみが上昇傾向。
四つのエリア(香港島、九龍、ニューテリトリー東[新界東]、ニューテリトリー西[新界西])のエリア別指数では、香港島エリアの住宅価格がわずかの上昇、最新指数では197.86、週当たりでは0.9%近くの上昇で二週連続の下げを止めた。そのほか三つのエリアでの住宅価格はみな下降傾向で、中でも新界西は週当たりでわずかな下げで最新指数が177.81となっており、それでも記録上第二の高調で、九龍エリアの住宅価格は三週連続下落しているが、下げ幅は狭い範囲で変動。
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