【香港ローカル ニュース Vol. 86】
オリンピックが終わりました。
香港では、フェンシングで金メダル獲得が開催間もなく報道されたことで沸き立ちました。またメダルの数や選手の話題と共に、開会式の音楽に香港でも幅広い層のアニメファンが改めて日本好きを確認するイベントでもありました。
香港では日本よりもワクチン接種が進んでいるような感触ですが、飲食店・ショッピングモール・バーなどの営業も制限はあるものの、賑わいを取り戻した様子があります。モールの催事スペースに子供向けのゆるキャラを採用した展示も見られます。当然「密」な人込みとなりますが、一般市民は心配していない様子です。
▼譚耀宗「外国勢力制裁に反対する法」はローカル議会によって立法実施。周辺国が憂慮するにはおよばない」
〜Yahoo! ニュース香港に転載のRTHK(香港ラジオテレビジョン)の報道から〜
2021年8月8日 午後6:07
中国全国人民代表大会常務委員会また香港地区代表メンバーである譚耀宗は、香港への『国家安全維護法』の発動でアメリカから制裁対象になった人物だが、今回、「大陸の『外国勢力制裁に反対する法』(以下「反制法」)香港ローカル議会での立法を通じて香港で実施されるならば適切なやり方である」と述べ、周辺国が憂慮するには及ばないとの所見を示した。
同氏はあるイベントに出席した際にインタビューを受け、一部で『反制法』が香港で実施されたら香港の国際金融センターの立場を損ない、国際間のやり取りに悪影響を及ぼすのではないかという
意見があることについて問われると、同氏は、「今回の関連する法令は香港のためのものでなく、もし香港で実施されるとしても、香港のローカル議会でしっかり立法するのが適切であり、ローカル議会での立法過程でさまざまな問題もクリアして行くことが出来るので、外国資本企業が憂慮するには及ばない」という所見を述べた。譚耀宗は、「周辺国はただ中国に反制裁の放棄を要求するばかりするべきでなく、むしろアメリカに『アームズレングス統轄』(国家行為の拡張また地方立法の管轄権の拡張)を放棄させるよう求めるべきであり、制裁を発動しないよう要求するべきだ」との見解を示しており、「制裁という方法は双方に悪影響を及ぼし今後も控えるべきだ」としている。