【香港ローカル ニュース Vol. 73】
▼サイエンスアンドテクノロジーパーク:科学エンジニア不足、技術者養成強化が必要
〜NOWニュースチャンネル2021年3月28日 11:16から〜
【NOWニュースチャンネル記者取材】香港生産力促進局〔Hong Kong Productivity Council〕総裁畢堅文Mohamed Din BUTTの指摘によれば、「香港は二度目の工業化を推進するのに政府の後押しにだけ頼ることは出来ず、〔中華人民共和国の〕国家第14回五年計画にも述べられているように、ビジネス界が積極的に若年層がハイテクノロジーの職に就けるよう協力していることが必要」と述べた。
畢堅文:「第14回五年計画内で、香港は技術革新センターに位置づけられていますし、我々もイノベーションによって工業の牽引役となることを望んでいます。元々のビジネス環境も良いですし、香港のメーカーの多くも生産設備が海外であれ大陸であれ、本部組織はまだ香港内にあります。ビジネスを行うために不可欠な核心部は我々の中に既にあるんです。でもそれだけでは足りません。ビジネス家はプランを考えて、利益が出るよう、ローカル企業として地に足が着くよう、持続的な発展が出来るよう、多くの若者がハイエンドの技術的な仕事に就けるよう、努力していく必要があります。」
『科技園~サイエンスアンドテクノロジーパークコーポレーション』(以下STP、所在は新界ニューテリトリーズ北東)の業務総裁黄克強の言葉によると、「STPは去年のバーチャルジョブフェアで約1,100の空き職位を提供したところ、7万人の登録者に対して実際の採用は約200人ほどに留まったことから、香港の科学技術は人材不足に陥っており、業界全体で技術トレーニングを強化しなくてはならない」と述べている。
※バーチャルジョブフェアについては、当ブログの2020年11月17日の記事をご覧ください。
http://kyicpa.com/2020/11/17/biz-news-0091/
同社の公式サイト: https://www.hkstp.org/en/about-us/who-we-are/
ニュースソース: NOWニュースチャンネル電子版
https://news.now.com/home/local/player?newsId=429081
▼バプテスト大学学生がコロナ感染、ローカルでの「感染確認例二日間ゼロ」に早くも終止符
〜アップルデイリー電子版 更新時間 (HKT): 2021.03.29 02:00から〜
【アップルデイリー記者】香港では日曜、海外から持ち込みの感染事案が発見されたが、ローカルでの感染例ではなく、ローカルでの感染確認ゼロの連続二日目となったが、初期検査陽性反応の事例は逆に10件に上り、感染確認ゼロに終止符が打たれた。中でも、その内一例は香港での感染源が不明であり、感染者は番禺會所華仁小學〔私立番禺同郷会 華仁小学校〕でサッカーコーチを兼任するバプテスト大学の社会科学大学院生で、同小学校では少なくとも9名の学生と3名のコーチが検疫隔離の対象となった。
バプテスト大学学生会の編集委員会はFacebook上で同校の行政副校長兼書記長鄒靄雲が発信したメールを引用して、社会科学大学院の学生一名がコロナ感染したことを伝えた。その学生は今月18日・22日に九龍塘の本校キャンパスで講義に出席しており、キャンパス内にいた間はマスクを着けていた。
学校側は関係する教室と場所を封鎖して徹底消毒する手配を掛けたとしている。それからバプテスト大学の教員と学生のすべてに通知を出して、当該学生が18日に講義・事務ビルの608号室で行われた会議に参加していたことに触れており、学校側は当局が濃厚接触のあった者のトラッキングをするのに協力している。
▼スイミングプールの封鎖は来月にも解除の見込み
番禺會所華仁小學〔私立番禺同郷会 華仁小学校〕は教職員と父兄に通知を出して、サッカーコーチの一人にコロン陽性反応が出たこと、バプテスト大学の学生であることを伝えた。
少なくとも一年生6名と二年生3名が濃厚接触者と見られており、今月21日にトレーニングに参加したがその間ずっとマスクはしていた。9名の生徒は父兄に同伴されて隔離検疫され、最初に陽性の反応が見つかったコーチと同じ団体に所属の3名のコーチも検疫を受けたが、コーチら父兄らいずれも検査の結果は陰性だった。検査を受けた者がいずれも陰性だったことについて、学校側はトレーニングに参加した生徒の父兄とコーチ長に連絡済みである。呼吸器専門医である梁子超の指摘では、香港ローカルの事例で感染源の不明のものは過去7日間で平均で約半分に減っており、感染拡大第四波の中では良い傾向だが、14日は経過観察の必要があると思われるため、「ある期間中まばらにローカルの感染事例がゼロになったことを感染者ゼロと言うだけでなく、さらに4週間経過を見ることでウイルスの伝染連鎖を断ち切るチャンスがあります」という。
イースターホリデイ(復活祭の日曜前後は香港では連休)を控え、『香港01』の報道によれば、政府は宗教活動の人数制限を緩和する他、昨年7月初めから閉鎖となっているスイミングプール・ビーチの再開にも望みがあり、政府行政委員会は火曜にも討議を行う。その他の施設については、今のところ再開スケジュール未定。香港中文大学呼吸器医療学科教授許樹昌David SC HUIの見解では、ローカルでの感染をゼロにまで押さえ込む鍵となるタイミングであり、業界には我慢のしどころだと呼びかけており、「いずれにせよ過去の(政府による)引き締め・緩和の政策は理想的とは言えないものだったので、緩和すればまたリバウンドを起こしているが、今はゼロにまで押さえ込む間際のところなので各方面においてしばらく堪えてほしい」と言っている。
このほか、今月24日から28日までの間に油麻地炮台街81-87號立德大樓〔Lap Tak House, Battery Street Yau Ma Tei〕に2時間以上滞在した人は3月30日までに検査を受ける必要があると政府は発表している。
3月18日:九龍塘Kowloon Tongの大学本校キャンパスで講義・ミーティングに出席
3月21日:番禺會所華仁小學Pun Yu Association Wa Yan Elementary Schoolにてサッカーのトレーニングに参加;居合わせていたのは一年生6名と二年生3名、および三人のコーチ
3月22日:大学本校キャンパス呂明才センター512号室で講義出席。
資料出典:香港バプテスト大学、バプテスト大学学生会編集委員会、番禺會所華仁小學
ニュースソース:アップルデイリー電子版
https://hk.appledaily.com/local/20210329/AIY7W2O75FG3DLS6O4FMEOXV3A/?fbclid=IwAR38QGPXncF4Lq3FXFmttflV_0UW0B92I3Y-22pYXIZkMRGDuRL6bo0xZnc