【香港ローカル ニュース Vol. 68】

国家安全法により逮捕された47人のうち4名が保釈に。最高法院は来たる土曜日にその他11人の保釈申請棄却について決定を下す

〜NOWニュースチャンネル2021年3月5日 21:08から〜

【NOWニュースチャンネル】民主派初選案について、律政司(Chief of Ministry of Justice)はその内の4名の保釈決定を覆さないと決断した。4名は楊雪盈、劉偉聰、呂智恆、林景楠で、保釈を得て後日の法廷審議を待つことになる。最高法院は今週土曜日午前に律政司が差し戻したその他11名の保釈要求について決定を下す。

4名の被告は収監車にて裁判所に護送された

律政司が楊雪盈、劉偉聰、呂智恆、林景楠の4名の保釈を許諾する法廷の決定を覆さないと決めたので、4人は保釈金を払い釈放された。

(裁判所を出てきたところで、報道記者に対し)
劉偉聰:「皆さんの憂慮に感謝する。この47名の逮捕者のうち、今日自分は幸運にも担保することが出来たが、今回の事案で他の被告人も担保を申請中であり、ここで多くを語ることは出来ませんが、彼らの保釈申請も首尾よく受理されて自由を取り戻せるようにと願うばかりです。47人の活動家を関心とサポートを寄せる全ての方々のお礼もうしあげます」。

楊雪盈:「友人たちの心配に感謝します。ほんとうに闇の中でした。早く家族に、うちの猫に会いたいです。最後に言いたいのは、みなさんがどうか無事でありますようにということです」。

法廷が提示している保釈条件には、『従来通りあるいは電子的なプラットフォーム上で国家安全を害するような言論を発表したり行ったりしないこと、いかなる選挙にも参加したり協力しないこと、外国の要人や議員と接触しないこと、(BNOを含む)パスポートを手渡すこと、夜間外出禁止の措置に従うこと、相当額の現金担保金(保釈金)と人事担保金を支払うこと、定時に警察署に出頭すること、4名のうち林景楠の現金保釈金は100万香港ドルとすること』となっている。

その他法廷から保釈を許諾されている11名については、律政司は引き続き許諾を覆す方針を続けており、今週土曜日に最高法院で処理される予定となっている。

更に、律政司は、「保釈許諾を覆す決定は『刑事訴訟手続条例』に基づき法廷に提出したものであり、律政司が合法的に執行決定したことに対して何人も悪意をもって攻撃することは断じて受け入れられるものではなく、司法手続がいまだ進行中の案件について評論するべきでない」と律政司は警告を発している。

ニュースソース: NOWニュースチャンネル
https://news.now.com/home/local/player?newsId=426332