【香港ローカル ニュース Vol. 2】
香港の空の玄関である香港国際空港は、地下鉄ですぐ隣の駅に、国際展示場のあるアジアワールドエクスポという駅があるだけでなく、実は空港自体をアートフェスティバルのスペースとしても活用しているんです。
ライブパフォーマンスは7月限定での開催でしたが、アート作品の展示は今年11月10日まで開催されています。
空から香港においでになる方、もしお時間がございましたら、ぜひ香港のローカルアーティストの作品をご覧になってみてはいかがでしょうか。
———————————————————————-
(以下、香港空港管理局の公式ページからです。)
香港2019年7月5日付けで「アート・文化・音楽巡回展示香港エアポート2019」が開幕しました。2019年7月6日から11月10日までの、4ヶ月の巡回展示イベントで、かつて「文化砂漠」と言われていた香港にも、ローカルアーティストによる様々な文化的活動が行なわれていることを世界各地からの来訪者が観覧することができるようになっています。巡回展示イベントは今年で連続5年目。会場は、空港内スペースと香港内の芸術博物館となっています。
香港空港管理局(以下、管理局)が各種団体とローカルの芸術家と連携して行うイベントで、ポップス・ジャズ・クラシック音楽、広東オペラ、アカペラ、漫画、写真作品、シャッターへのエアスプレイ作品、ビジュアルアートなどをカバーしています。
管理局CEOの林天福(フレッド・ラム)氏は開幕セレモニーで、「香港は、毎日世界中から多様な文化背景を持つ乗客が20万人を超えている。過去数年来の各方面とのコラボで空港をアート空間にする展示は、利用客に香港ローカルの特色ある芸術文化に触れるチャンスを提供してきた」と紹介しました。
今年の目玉は、3年間の改装を終えて香港芸術館 (Hong Kong Museum of Arts)が11月にリニューアルオープンするのに先駆けて、所蔵作品を一般展示する4ヶ所の中に、香港国際空港が含まれている点です。
<空港地上運輸センターの南側スロープ>
『多元芸術の旅』では、中国の古典的美術骨董品・水墨画・書道作品や、買取向け作品・モダンアートや、また香港人美術家の作品を展示。
<ゲートと空港ビルをつなぐ無人列車のプラットフォームドア部分>
『コミックストリーム漫遊機場』
ローカル漫画家、姜智傑と、司徒劍僑アンディ・シートウ(Andy Szeto)を展示。出発階のドアは姜智傑氏の作品を掲げて空港利用客が「旅行」と「帰宅」への思いを刺激するものとなっている。到着階では、アンディ・シートウ氏直筆のSFコミックス「殺神ZサイバーウェポンZ」のキャラクター画を展示中。
<地上運輸センター北側スロープ>
『壁画アート@シャッター』
ここでは、香港ジョッキークラブ「青年クリエイトシリーズ」所属の香港人若手アーティストの作品を展示。これは店舗のシャッターをキャンバスに、香港の若手アーティストが創造性とタレントを発揮してエアスプレーで描いたもので、香港街頭の店舗の雰囲気を同時に味わえるものになっています。
※「壁画 mural arts」は、カナダ・モントリオールの街頭アートが商業的に利用されたものが香港にも再現されています。
<ターミナル1、到着ホールA>
『香港国際空港 みどりの写真コンテスト』
見所は、香港の自然環境の美景を捉えた写真群。作品はすべて直近三年内に管理局が開催した写真コンテストの受賞作品。
<ターミナル1、到着ホールB>
『香港に戻りつつある森林鳥類』展示。
香港バードウォッチング協会とのコラボ。38種類の香港の森林に頼って生きている鳥類を紹介。
<ターミナル1、到着ホールAからリーガル・エアポート・ホテルへ繋がる陸橋部分>
『学生ビジュアルアート作品展示』
香港教育局芸術教育部が香港の小中学生から作品を募った「学生ビジュアルアート作品展2018/19」で金賞・銀賞受賞作品を展示。
以上のアート作品展示の他、開幕の7月当初は、空港到着ロビーで、ジャズ・クラシック・アカペラ・ポップス音楽の演奏や、中国オペラのライブパフォーマンス、空港職員によるアート作品、香港ジョッキークラブと香港芸術発展局合同主催による音楽プログラムなどが行なわれました。
(出典元)
今年11月まで続くプログラムの詳細は、以下のサイトでご覧になれます:
(英語)
https://www.hongkongairport.com/en/relax-fun/art-culture/
(中国語)