【香港経済を追え vol. 1】

香港が売られている!
米ドルとペッグ制を取っている香港ドルが対米ドルで0.6%の下げを記録!
やっぱりデモと逃亡犯罪人条例等改正案の影響が大きそうですね。。。

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(以下、『ブルームバーグ』7月15日より引用)

香港ドルが2018年3月以来最長の下げ傾向を記録(Tian Chen)

 香港ドル為替レートが七日連続営業日で下げとなり、2018年3月以来最長の下げ傾向となっている。これはアンハイザー・ブッシュ・インベブの香港上場など大型IPO取引を控えていること、加えて季節的要因の弱体化(売買市場景気の低調な時期また各社の年度末決算確定処理により資産の流動化が進まない状況)がその原因である。

 月曜日に香港ドルの対米ドル為替レートは一時期0.06%まで弱まり、二年間の最高値からおよそ0.6%の下げを示した。現地時間10:30では7.8273を記録し、6月19日以来最低水準となった。これ以前に起こっていた資金ショートは香港銀行同業[決算有限公司](Hong Kong Interbank Clearing Limited)が2008年以来最高水準の銀行間貸出利率をたたき出すに至った。

 さらにアンハイザー・ブッシュ・インベブがアジアパシフィックAnheuser-Busch InBev N.V. (バドワイザーを吸収合併したベルギーの法人。以下ABI)の子会社の香港IPO上場を据置き決定した後、市場の流動性状況に若干の緩和が出た模様。これと同時に6月末の監督検査の後、銀行自らが貸付に積極的となり、企業側も大きな金額の配当金を出した。

 「流動性がさらに余裕を見せるならば、先のABI子会社のIPOで滞っていた資金がマーケットに放出されて戻ってくる。香港の資金調達コストの変動幅はかなり大きく、トレーダーが大幅の香港ドルの空売りをするとは考えにくい。香港ドルは、目標相場圏内の下方部に留まることになると思われるので、再び7.85という高値にまでは達しないだろう。」と華僑永亨銀行OCBC Wing Hang BankのエコノミストCarie Li 李啟銘 氏は述べた。

 ここ数年来、香港ドルの空売りは利益を上げ、その結果、トレーダーはかなり安いコストで香港ドルを調達し、収益性の高い米国の資産に再投資を行ってきた。2018年からは、こうしたドル買いトレードの方策は度々香港ドルの為替保証レベルを低調から弱体にまで押し下げた。これにより、香港金融管理局が市場介入して、香港ドルと米ドルの固定相場制を維持することとなった。

 その結果、過去一年間に銀行システム全体の清算総額が半分に減り、金融貸借のコストの触れ幅がさらに大きくなるに至った。

(参照元)

https://hk.finance.yahoo.com/news/港元料創2018年3月以來最長跌勢-032956386.html


https://www.bloomberg.com/…/ab-inbev-s-hong-kong-ipo-was-to…