香港の一大テーマパーク「海洋公園」バンジーの聖地に生まれ変わるのか

皆さんは「バンジーの父」と言われるニュージーランドの起業家、A.J ハケットをご存知だろうか?世界に初めてバンジージャンプを広め、「エクストリーム・スポーツ」というニュージャンルを世に知らしめた人だ。

香港には1977年に建設された一大パーク「オーシャンパーク(海洋公園)」がある。現在の香港の子育て世代がちょうど出生した頃に誕生したこともあり、香港のミドルエイジ以下の人々は、成長とともに同テーマパークに親しんできた。水族館、動物園、多数のアトラクションを兼ね備えた総合型遊園地である。この度、同パークの新エリア「アドベンチャーテーマエリア」の建設と運営権を、新徳ホールディングが入札したと伝えられた。

この新徳ホールディングから今回も白羽の矢が立ったのが、前述のA.Jハケットだ。実は両社は2002 年に マカオタワーで「スカイウォーク」や「タワークライム」などのアドベンチャープロジェクトを開始し、06 年にはギネス認定の世界最高233mを誇る「バンジージャンプ」をスタート。マカオの一大観光地に仕立て上げた。

近年オーシャンパークでは、減少する来場者数底上げ策を図っており、ジャイアントパンダやワニの飼育などにも力を入れている。21年には新たな計画「アドベンチャーテーマエリア」の建設が発表され、事業ポートフォリオがさらに多様化することが期待されている。

同パークが、海と山に囲まれた自然豊な香港の景色をダイナミックに眺めながら、バンジージャンプを楽しめる新たな一大スポットに生まれ変わる日はそう遠くないのかもしれない。

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