中大ナノロボット開発、脳卒中を効果的に治療

中大チームはナノロボットを開発、血液不足による脳卒中を今までの5〜20倍の速さで治療し、脳損傷や副作用を軽減できると発表した。
脳卒中は世界の最も死亡者の多い病とされ、その8割が血液不足による脳卒中で、脳内の血管が詰まることで血栓ができ、その結果脳細胞が壊死してしまうもの。

今回中大が開発したナノロボットは患者の太ももからロボットケーブルを導入し、大脳の血管へ薬物を送り血栓を溶解、磁力によってロボットを体外へ出し、的確に脳卒中を治療できるものとされる。

以前までナノロボットは超音波やX線によって導入されていたが、使用に限界があった。今回、中大はスペックルレーザーを使うコントラストイメージング(LSCI)新療法を用い、血管内を観察、並びにナノロボットを導入し血栓を溶解、安全な薬を使うことで人体にも安心であるとされる。中大では今後、ケーブルを用いず静脈に薬を直接注射する方法を検討中だ。

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