アストラゼネカ香港に進出 林哲玄氏「企業への長期的医療投資に大きな進歩」
医療衛生部門(Medical and Health Service)の林哲玄議員は、これまで香港では科学研究の発展が乏しかったと考えており、今後新たな医学部を設立し科学研究の人材を育成するなど、企業による医療面への長期投資を推奨する必要があると述べた。
イギリスのバイオ医薬品企業「アストラゼネカ」は香港に研究開発センターを設立することを決定し、早ければ来年にも大湾区に進出する予定だ。
林哲玄議員は香港の討論番組「大鳴大放now Forum」の中で、このイベントは香港の製薬研究の発展にとって大きな一歩となるだろうと述べた。
林氏:「香港は今まで科学研究分野で後れを取っていました。国際的な大手製薬会社が香港に進出すれば良い競争相手となり、香港企業と切磋琢磨できるでしょう。電気を帯びた(活発の意)ウサギが前にいて、(私たちは)後ろから必死に追いかけるのです。 深圳・香港を結ぶ大湾区(サイエンステクノロジー区)は、大陸と陸続きの立地から、本国のサポートを受けながら、国内外のデータ分析を行うことができます。」
林氏は、政府が長期的な投資を行い香港で3番目の医学部をできるだけ早く設立し、医者以外の科学研究人材を育成することを望んでいるようだ。
「香港には資金がありますが、その投資先には伝統的な考えが根付いています。
科学研究の分野において短期・長期的目線どちらもが必要になります。まず第一にお金、そして医師以外の重要な人材も必要です。」
公立病院の人手不足に関して林氏は、官民連携計画はCovid-19以後に減速しているようで、当局は両者の協力を再度推し進めるべきだと述べた。
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