【香港ローカル ニュース Vol. 152】
GDP3%増、予想を上回る。劉鶴氏:今年の景気は改善へ
昨年の中国経済は、国内総生産(GDP)が前年比3%増となり、市場予想の2.7%増を上回る成長を遂げました。 中国国務院の劉鶴副首相は、「コロナの影響で経済成長が過去40年間で最も遅いペースに減速したにもかかわらず、世界経済フォーラムで、今年、中国経済は全体的な改善を達成する」と述べました。 さらに、「今年は輸入が大幅に増加し、企業の投資が急増し、個人消費も正常な水準に戻ると予想されることから、経済が正常な速度で成長する可能性が高い」と述べました。
経済総額は120兆元を突破
国家統計局(NBS)は昨日、2022年のGDPの速報値を121兆200億元と発表し、前年比3%増となったことを明らかにしました。 三毛作については、一定規模以上の産業の付加価値額が昨年は前年比3.6%増となり、市場予想の3.7%増をやや下回る結果となりました。 消費財の小売総額は43.9兆元で、前年同期比0.2%の減少となり、市場予想の0.8%の減少を下回りました。 また固定資産投資は5兆7,100億元、前年同期比5.1%増となり、市場予想の5%増を若干上回りました。
国家統計局の康義局長は記者会見で、「中国経済は昨年、総額121兆元に達し、2000年の100兆元、2012年の110兆元を突破して新たな水準に達した」と述べました。 2035年のビジョンとして、一人当たりの国民所得を中進国の水準にすることが掲げられていますが、中国は現在、127万米ドルに過ぎません。
B N Pパリバは通期目標を5%とした
投資銀行も今年の中国の経済成長には強気で、B N Pパリバは今年の成長率目標を5%と予想し、目標を達成できない可能性は低いと見ています。 同行によると、中国の12月と昨年第4四半期のGDPは、30年ぶりに大幅な未達となった通年目標の5.5%成長には届かなかったものの、3%成長は予想を上回るものだったそうです。 同行は、「中国経済は昨年第4四半期に底を打ち、今年第1四半期に反発し、第2四半期に本格的な回復に向かう可能性がある」と付け加えました。
ING Bankの大中華経済圏の評論家である彭藹嬈氏によると、12月の小売売上高が予想を大きく上回ったことから、「今年第1四半期の中国本土のGDPパフォーマンスは引き続き改善されると予想される」と述べました。
大新銀行経済調査・投資戦略部によると、「今後数ヶ月でコロナ流行が頂点に達するため、消費は徐々に改善する」と予想されています。 同時に、中国本土は不動産市場に対する一連の支援策を打ち出し、需要を高め、一部の不動産会社の資金調達を支援することを狙っています。
ニュースソース: