【香港ローカル ニュース Vol. 133】

陳茂波氏:経済活動は下半期に再開する見通し

財務長官陳茂波氏はブログでインフレに関する問題を指摘しました。陳氏は「諸外国の主要な市場が高インフレの脅威にさらされているにもかかわらず、香港の状況は概ね安定しており、総合 CPI は上半期に 1.5% 上昇した。5 月と 6 月の指数の上昇はわずかに拡大し、7 月も続くと予想されるが、通年のインフレ予測は 2.1% と概ね穏やかなままだ」と述べました。

また陳氏は「香港のインフレ率がヨーロッパやアメリカの 8% ~ 10% よりも遥かに低い理由は、欧米では個人消費に占める割合が大きいエネルギー項目が香港の消費者物価指数の約 3% しか占めず、又、香港の消費者物価指数の40%を占める住宅支出は、最近減少を続けている」と述べました。

米国とユーロ圏の多くの先進国は、インフレを抑えるために金利を引き上げる大きな圧力を受けていますが、香港は資金が豊富であり、香港の金利は米国の金利よりも上昇しませんでした。

全体的な経済に関して、陳氏は「今年の上半期に経済が 2.6% 縮小したことを考慮すると、今年の経済成長率の見通しを -0.5% から 0.5% に引き下げたが、下半期はコロナの影響が収まり、経済活動はやや持ち直す見通しだ」と述べました。

ニュースソース:https://www.dotdotnews.com/a/202208/21/AP6301b6d5e4b0adad9d542455.html