【香港ローカル ニュース Vol. 97】

寒さ肌にしみる頃、皆様お変わりございませんでしょうか。

ここ数年、香港で移民ブームが起きており、MPF(強制性公積金)の引き出しの申請数が注目を集めています。MPFA(積金局)が発表した情報によると、今年、第3四半期のMPF引き出し件数は6万3,600件で、6%増加しました。そのうち香港を永久に離れて海外に移住することを理由にした件数は9,300件で、前年比で16%以上増加し、総額は約26.04億香港ドルで、こちらも前年比で24%以上増加しました。

MPFの総資産は9月末現在、約1.17兆香港ドルで、前年比14%増加しました。今年、第1四半期から第3四半期でMPFは合計618.4億香港ドルを集金し、過去最高となりました。そのうち、税額控除対象となる任意拠出金の総額は前年比29%増の20.7億香港ドルとなりました。

MPFAのスポークスパーソンは、「香港からの恒久的な出国を理由に、MPF資金を引き出すための請求数は年々変化している」と述べました。第3四半期の請求数は増加しましたが、全体として、過去3年間は、過去2年間の年間請求件数と比較すると大幅に減少しています。

また、「香港を永久に離れることを理由でのMPF引き出し申請件数は、2020年第4四半期から今年第3四半期の件数が、2019年第4四半期から2020年第3四半期より増えたものの、過去3年間の年間申請件数は過去2年間と比べて大幅に減少した」と同局の担当者が述べました。

ニュースソース:

https://std.stheadline.com/realtime/article/1783174/%E5%8D%B3%E6%99%82-%E9%87%91%E8%9E%8D-%E6%B0%B8%E4%B9%85%E9%9B%A2%E6%B8%AF%E6%8F%90%E5%8F%96MPF-%E4%B8%8A%E5%AD%A326%E5%84%84%E5%A2%9E%E9%80%BE24