【香港ローカル ニュース Vol. 74】
【武漢肺炎=コロナウイルス症候群】食物・衛生局局長陳肇始:過半数の市民がワクチン接種を受けたならば、条件付きで社会活動や旅行などを元に戻すべく政府は努力。
〜立場新聞 The Stand News 2021/4/6 — 21:23 の報道から〜
香港では現在のところ50万人が既にワクチン接種を受けているが、集団免疫を獲得して、社会の多方面で元通りの生活を取り戻すには相当長い時間が必要であり、経済や社会活動やクロスボーダーの旅行など、コロナの影響下から抜け出す制限緩和には市民の過半数が接種を受けるが必要だと、食物・衛生局の局長陳肇始が指摘している。また行政長官キャリー・ラムは、「サイノヴァクのワクチン、BioNTechの Comirnatyワクチンの供給量は十分であるので、市民がワクチン接種を受けるのは早ければ早いほうがよく、そうすることが今後海外へ出かけたり各種の活動をする条件に合致するものとなる」と述べている。
陳肇始はブログ上で、「2月26日にワクチン接種プランが正式に開始してから、既に50万人がワクチン接種しているが、集団免疫を獲得するまでにはまだまだ遠く、ワクチンは自分・家族・友人を守り、感染したり重篤な合併症を起こす可能性を減らすものである」と強調している。香港政府は「ワクチン接種した市民の数が一定数に達してから、ソーシャルディスタンスの措置の扱いを検討する」としている。
キャリー・ラムはエリザベス体育館のコミュニティーワクチン接種センターを訪れ、視察するとともにスタッフへ激励を送った。接種の「優先グループ」は14種にまで拡大し、それには30歳以上の市民全てを含んでおり、「現時点でサイノヴァクとCorminatyのワクチンは十分な量があり、両方とも接種を受けてから14日経ってワクチンの保護作用が完全に発揮されるので、できるだけ早く「接種済み」の状態になれば、後日クロスボーダーな移動や活動をする条件に合致する備えができる」と述べている。
Facebook 陳肇始 Sophia Chan @sophiachan.hksarg
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