【香港ローカル ニュース Vol. 25】
現地の各メディアの見出しで伝える香港の現状!
先週の香港の様子を、見出しをアレンジして列挙していきます。
1月19日(日曜日)
●セントラル、チェイターロードでの集会に500人ほどが集まる。暴徒制圧武装警察は黒シャツ(反政府)の参加者に身分証のチェックを行い、放水車が出動。
●私服おとり警察官が身分を見破られて黒シャツ(反政府)の人間に取り囲まれ、レンガで頭を殴られる。
●セントラルの集会での衝突で30人ほどの逮捕者。集会呼びかけの「民間集会団隊」スポークスマンの劉穎匡は、湾仔ワンチャイでの記者会見中に警察に連行される。
1月20日(月曜日)
●旺角モンコックでは深夜に衝突が起きて、リンチに近い暴力事件(私了)が発生。警官が救急隊員の頭を殴ってそのまま立ち去る場面も。
●暴力を振るわれた『立場新聞Stand News』報道記者について、警察広報スポークスマン郭嘉銓は「当初(警官のほうで相手が)記者だと気付かなかった」と弁明。
●犬用のエステ「御犬舎」でペットが虐待された事件で、オーナーに1,000香港ドルの保釈金。裁判官は一万香港ドルに引き上げる。
●武漢新型肺炎が大陸では少なくとも217件の症例が確認される。香港大学感染症伝染病部長の何栢良は、感染拡大の第二波は、人から人への感染の可能性大と語る。
1月21日(火曜日)
●7.21から半年の記念日。8名の負傷者が警察相手に賠償請求。60歳代の女性はPTSD(心的外傷後ストレス障害)を訴える。
●新型肺炎、人間同士の感染が確認され、発熱した人間が武漢市から出ることを禁止される。
●税関の密輸対策パトロール船がランタオ島で、船体接触事故で沈没。男性2人女性1人の職員が殉職。
1月22日(水曜日)
●マカオで初の新型肺炎感染者が発見される。武漢からの来訪者。マカオ政府は水際での健康チェックの厳格な実行と、各学校に旧正月の休み明けに徹底消毒実行を指示。
●高速鉄道で香港に到着した男性が新型肺炎と確認されて、マーガレット病院に搬送される。
1月23日(木曜日)
●香港で最初の新型肺炎の症例と確認された武漢の家族は、エンパイア・ホテル九龍に宿泊していた。ホテル側は全面的な清掃殺菌を予定。
●武漢新型肺炎~高速鉄道で香港入りした男性は、武漢から乗車し、シンセン北駅で乗り換えて、21日の7:54に発熱していることがわかりエリザベス病院へ搬送された。その家族三人は香港を自由に周遊中。香港人で武漢から帰った男性は、19日から不調を訴えプリンスオブウェールズ病院の救急治療室にて診察を受けるも帰宅。21日に救急治療室に現れた時は肺炎の症状を示しており入院。22日マーガレット病院へ転送される。
●武漢市に封鎖令が下りると情報が出ると、逃げ出そうとする市民で混乱に。熱を出していながらも薬で熱を下げてディズニーランドに遊びに出てきたことをSNSにアップロードする者が現れて、顰蹙を買う。閉じ込められた湖北省全体のマスク・薬剤・防具などの資材を集めても、現状に対応するだけのストックには足りないという。
●香港で2人の患者は武漢の新型肺炎と確定診断される。2人目に接触した疑いのある者は4人おり、いずれも病院にて経過を観察中。
1月24日(金曜日)
●北京第一医院呼吸器および重篤症科の主任医師王廣發WANG Guang-faは、自身が今回のコロナウイルス肺炎に感染していると診断されていたが、エイズ治療薬の一つLopinavir and Ritonavir tabletsを服用して、一日で解熱したと発表し話題に。
●香港住民でない夫婦が発熱のため、ニューテリトリーの沙田Sha Tin でプリンスオブウェールズ医院の救急治療室を訪ね、いったん隔離病棟へ収容されるが、香港居民でない者は51,000ドルのデポジットと、一日5,100ドルに費用が掛かると説明を受けるや、隔離病棟から逃げようとしたが、通報によって警備員に押し留められるという事件が発生。
1月25日(土曜日)
●香港行政長官、香港武漢直行の高速鉄道と飛行機の運営を一時取り止めることを発表。また小中学校の春節休みを2月17日まで延期すると発表。
●行政長官、医療組織の大陸との往来遮断を求める声明に対して、科学的な根拠を示せない内は「不適切・実際的でない」と拒絶。医療機関従事者から政府に対する圧力が、現場でのストライキなどの社会行動にエスカレートさせないでほしいと訴える。
●リゾート宿泊地などを隔離ゾーンに使用する一方で、まだ入居が始まっていない政府の公団アパートである粉嶺(Fan Ling, ニューテリトリーの最北部)暉明邨を改装して発症者に接触した人の隔離や、医療従事者のベースとして使うことを検討。現職の区議会議員の陳惠達などは「民家とあまりに近く、小中学校も多い。」とFacebook上で非難。施設が整っていないことや、医療関係者が頻繁に出入りすることからの影響にも触れ、政府がもっと適切な施設を充てるよう求めている。
出典:LINE TODAY Hong Kong ケータイ版